
会長挨拶
会長挨拶
会長挨拶
(一社)岩手県歯科医師会会長
大黒 英貴
岩手県歯科医師会は、県民の皆様の健康寿命の延伸のため、各地域で歯科医療保健を通じて様々な事業に取り組んでいる歯科医師の学術団体です。
そのために「岩手県口腔の健康づくり推進条例」「岩手県口腔の健康づくり推進計画(イー歯トーブ8020プラン)」等の施策に則り、県や地方自治体と歯科口腔保健施策の推進にも取り組んでいます。
平成元年には、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」が提唱されてから35年ほど経過し、開始当初は達成率が7%程度だったのですが、多くの国民の皆様が定期的な歯科健診を受診するなどその目的が浸透してきており、2024年には、その達成率が61%に達し、多くの高齢者の皆様の「自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いが現実になってきています。
また近年の歯科医療は、むし歯、歯周病、入れ歯の治療だけでなく、口腔機能に着目をし、「オーラルフレイル」予防という新たな考え方、すなわち活舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増えるなどのささいな機能低下に早めに気づき対応することの重要性を訴えています。“口の衰え”がフレイルに影響を与え、結果的に「要介護」や「総死亡」のリスクを約2倍高めることもわかってきました。
皆様もお口の事を何でも相談できる「かかりつけ歯科医」を持ち、豊かで楽しい人生を送られるよう私たちの専門性を活かしてお手伝いさせていただきます。本会の様々な取り組みや情報を本サイトで発信してまいりますので、ご活用いただければ幸いです。