新年挨拶「生活を支える歯科医療を推進します」

新年挨拶「生活を支える歯科医療を推進します」

                       一般社団法人岩手県歯科医師会
                           会 長 佐 藤   保

 新年明けましておめでとうございます。岩手県民の皆様方には輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。年頭にあたり一般社団法人岩手県歯科医師会を代表してご挨拶を申し上げます。
 ご承知の通り、令和2年は新型コロナウイルス感染症流行という、これまで経験したことのない事態が生じ現在も終息のめどが立っておりません。県民の皆様のご心労をお察しいたします。併せて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患して療養を余儀なくされた方々およびご家族に心からお見舞い申し上げます。
 私たち歯科医療従事者は、新型コロナウイルス禍にあっても従来通り県民の皆様に安心・安全な歯科医療を提供し、歯科保健医療介護を通じて健康増進に努めてまいります。
 近年、保健・医療・福祉を取り巻く状況は大きく変化しており、歯科保健・医療の分野においても地域住民の多様化並びにニーズの高度化に対応していくことが求められております。本県では平成25年4月に「岩手県口腔の健康づくり推進条例」が施行されました。同条例は、県民の皆様が歯と口の健康づくりを通じて生涯にわたり質の高い生活を送ることができるよう、県民、県、市町村、歯科保健医療関係者、保健医療関係者等の役割や県の取り組みの方向性が定められております。また、本県の条例は被災地域の口腔保健サービスの体制整備も盛り込まれていることが特色です。
 高齢者の保健事業および介護予防事業をはじめとする施策等においても「健康寿命延伸に向けた取り組み」の中でフレイル(加齢により心身が衰えた状態)対策とともに、オーラルフレイルに関する周知事業を展開しており、県民の皆様にご理解をいただければと考えております。
 3月で東日本大震災10年の節目を迎えます。犠牲になった方、いまだにご家族のもとに戻られていない方々、そして復興に向けて奮闘する皆様のことは多くの震災の教訓とともに私たちは決して忘れません。被災地域の皆様、関係機関のご努力により、復興に向けた取り組みが進んでおりますが、私ども岩手県歯科医師会も引き続きできうる限りの支援をさせていただきたいと存じます。
 何かと不便の多い、困難なことが多い今日ですが、本年は、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と岩手県民の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。